超大型製缶品の塗装対応について!

塗装ブースとは?

塗装ブースとは、塗装を行う為に作られた部屋です。
塗装ブースには排気機能や余剰塗料の回収機能が付属しており、塗装作業の効率向上や作業環境の改善、塗料ミストが環境中に放出されないような工夫がされております。

もし塗装ブースが無かったら?

もし、ブースを設けずに塗装した場合、製缶品に吹きつけた塗料が飛散して、他の製缶品に付着し品質に悪影響を与えたり、屋外に排出された場合、駐車していた車や家屋の外壁に付着してしまいます。

このようなことにならないよう、製缶品を塗装する場合に塗装ブースはとても重要な存在になります。

弊社の塗装ブースについて

弊社は、工場内に塗装ブースを設けており、3800W×6650L×2900Hまで塗装可能です。
しかし、今回製作を手掛けさせていただきました、40tの製缶品は一つ一つをブロックに分割しても塗装ブースには入りませんでした。

ですので、弊社の組み立て工場を塗装ブースとして改造し対応させていただきました。

超大型製缶板金品の塗装を組立工場で行うメリット

超大型製缶品を一括して塗装することのメリットは以下のようになります。

1.塗装作業が効率化できる

従来の塗装ブースでは、大型製缶板金品の塗装を一つ一つブースに運び入れて行わなくてはいけません。
しかし、今回のような組み立て工場を使用した塗装を行うと、多くの製缶板金品を一つのエリアでまとめて塗装できます。
そうすることにより、手待ちや動作の無駄が削減され、また、まとめて運搬できるため、コストダウンのメリットが創出できます。

2.組み立て工場と製缶工場の行き来が削減される。

弊社は、塗装ブースが本社の製缶工場にあり、組み立て工場が長田野工場にあります。
この距離は約200mなのですが、この距離の運搬であっても、公道を跨いでいるためトラックによる運搬が必要になってきます。

そのため、本社工場で組み立てられない大型の製缶品の場合、トラックを活用し製造工場から組み立て工場に搬送し仮組みを行い、組み上がることを確認し、本社の塗装ブースにて塗装します。場合によっては塗装後に組み立て工場にて搬送前の組み立てを行い、現地に出荷を行わなくてはなりません。

この数回の移動だけであっても、トラックでの移動となるため人件費が多大にかかってきます。
また、塗装ができない場合には、協力会社に運送しなければなりません。

このような横持ちのコストを下げるだけでも、大きくコストダウンすることができます。

3.一括で弊社に依頼することができるので無駄な費用を抑えることができる。

大型製缶板金品の場合、塗装をお断りされ、塗装のみ別の会社に依頼しなければいけないケースが多々あります。

そうした場合、複数社とのやりとりや日程の調整など、労力がかかります、その労力が人件費となり、予算を圧迫することになります。
このような、無駄な労力・コストを、弊社に一括でご依頼いただくことで一人の営業マンとのやり取りのみで完結するため、コストダウンに繋げることができます。

実際に組み立て工場を塗装ブースに変えた際の動画!

下記に実際に組み立て工場を塗装ブースに変えた際の動画を掲載しますので、ぜひ一度、ご閲覧ください。

一括発注できるのは塗装までではありません!!

弊社は自社工場に、設計、製缶加工、機械加工、板金加工、組み立てのエキスパートが在籍しており、設計から現地据付まで一括してご依頼いただけることができます。
これがニンバリの『バリューセット』と私たちは読んでおります。
これら一括でご依頼いただくことによって、お客様に価値(バリュー)を感じていただき、ご満足していただいております。

大型製缶の板金加工・組立なら、大型製缶・板金組立.comを運営するニンバリ株式会社へお任せください

当社では製作から現地据え付けまで一貫してお任せいただけます。図面支給いただけますと、性能はもちろんのこと、安全、コスト、デザイン、納期、自社製造の強みを生かし様々な要望にお応えすべく、色々なご提案をさせていただきます。除塵機をはじめとする大型製缶板金品の設計・製作については、ぜひ当社にお任せください。

大型製缶・板金組立.comを運営するニンバリは、板金加工〜型鋼・アングル鋼の製缶加工まで幅広く対応しております。プラント向けや、食品工場向け、エネルギー関連向け等、大型の設備・装置向けの案件が多く、最大サイズとしては、30,000mm×10,000mmクラスの大型製缶板金加工品の製作が可能となっています。

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